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元英会話講師が考察:小学校の英会話教育(習い事)は必要?

こんにちは、テンです。

英語が話せるスキルや海外経験を活かして過去に5年ほど児童向けの英会話講師をしていました。ここ数年、わたしの時代と比較するとものすごーく、英語、いや「英会話」が重視されていますよね。「習い事」に英会話を選ぶ家庭も多いけど、これって本当に必要?と疑問に感じる人も多いと思います。

 

 

小学生から英語って必要なの?その答えはYES&NO

 

これは「児童英会話講師を通して」と言うよりは、「自分の経験」で感じてきたことを通しての結論です。ぶっちゃけどっちでも良いです。

 

英語が好きならやればいいし、嫌いならやらなくていい

 

さすがに学校の成績が関わってくるので、「嫌いならやらなくていい」は言い過ぎかもしれませんね。中学生くらいになると。しかし2歳半とか小学校低学年とか、そういう年頃の子どもたちに「勉強」として英語を習わせるなら「子どもが好きか嫌いか」を重視すべきと思います。これは児童英会話講師をしている時に、何年も続けている子どもたちを見て感たこと。

 

嫌々やってる子はスキルも大して伸びません。好きで楽しんでやっている子は、最初は慣れるのに時間がかかったとしても、小学校中学年~中学生くらいにかけてグンっと伸びていきます。興味のある無いって、すごく影響するんだな~としみじみ感じていました。

 

よく考えれば、そりゃそうだ~~ってことですよ。だって、言葉(母国語)を覚えるときの子どもたちの表情って生き生きしてるじゃないですか。気に入った言葉を何回も繰り返したりして。でも大人になって試験とかのために覚えるのって、単語ひとつで苦労しますよね。あれって記憶力の問題もあるのかもだけど、それ以上に【知りたい】っていう気持ちが左右してるんだと思いますよ。

 

ちなみに自慢にもならない話ですが、もともと英語が好きだったわたしの学校での成績は英語は5とか4で、苦手な数学や理科なんかは2とかでした(笑)お子さんが英語好き~~!!なら、とことんやらせるのがベストですね。

 

「興味を持った」時点からのスタートでも遅くない

 

では、英語をスタートするのにベストな時期はいつか?これは、「興味を持った時」です。15歳16歳なら、その時基礎がゼロでも十分ペラペラになれます。20歳を過ぎても大丈夫です。これは実際に年齢層の幅広い留学生や英語好きな人たちを見て感じたことです。むしろ、大人になってからの勉強ってすごく楽しいし、集中力なんかも上がる気がします。

 

ちなみにわたしが英語に興味を持ったのは中学生でしたが、今普通に話せます。しかも今の時代ならなおさら、授業でちゃんとやるし世の中には英語が溢れているし、わたしの時以上にスムーズに覚えられると思いますよ!

 

「習い事」としての英会話、実際どうなの?ってところ

習い事で「英会話」って、どんどん数も増えてるし、選択肢に入れただけって家庭も含めれば相当なんじゃないですかね。まぁこれも、答えは「どっちでも良い」です。

 

「単語」は覚えられると思います

最初はすごく楽しむ子が多いし、慣れるのに時間がかかってもそこは問題ありません。恥ずかしかったりしてるだけで「嫌い!」っていう子はほぼいないです。なので、歌とかダンスとか絵本とか…そういうので単語は結構頭に入るようですね。そう、歌とかダンスとか絵本とか・・・・・・・で。どうでしょうか、思いませんか?

 

あれ??家で出来るんじゃね????  って。

 

そうです。正直、このレベルを求めて月に数千円、何万円とかけるのは勿体ない!英語のアニメとか自宅でかけっぱなしにしておけば良いんです。じゃあ「通わせるメリットは無いのか」と言うと、そんなことは無いです。

 

「学校とは違う社会」に属すことが出来る

例えば、小さいうちに学校とは違う場所でグループレッスンすることで協調性を身に着けたり。先生に怒られることもあるけど、それも「他人に怒られない時代」の今には案外重要かもしれませんよ。

 

英語に対してのメリットは、「興味を持つキッカケ」を作れますよね。わたしはこれが一番のメリットかな、とも思います。ただ、小学校中学年とかになっても嫌々やってるならあんまり意味ないかも・・・おそらく、他の何かに興味があるんじゃないでしょうか。

 

「英語をペラペラにしたい!!」と本気で思うなら、月謝代貯金して中学なり高校で半年以上の留学に出した方が効率的です。

 

英語を話せる!これが当たり前の時代なので、そもそも英語にフォーカスするのが間違い

 

えーと、ここを一番強調して言いたいんです。

「英語を話す」を目標にすると将来何したらいいか分かんなくなります

 

「英語」はただの「手段」であることを念頭に置きましょう

これはわたし自身の経験です。もともと外国のドラマとか好きで、外国に興味持って、「将来何やりたい」じゃなくて「英語を話せるようになりたい!」がずっと目標としてきました。で、高校生のときに1年ほど海外で生活したら、その目標はだいたい達成したんですよね。この時はまだ気づいてなかったけど、本当の問題ってココからだったんです・・・。

 

数十年前ならいざ知らず、今の時代、「英語を話せる」人なんてゴロゴロいます。それはもう石投げたら当たるレベルで。そうなると、本当に重要なことって「英語を使って何をしたいか」になってきますよね。特に海外で働きたい!と思っているなら尚更です。なんのスキルも持たずに海外に出たって、英語話せる?だからなに?状態です。日本に来て「ぼく、日本語話せるんです!!」って言われても・・・ねぇ。

 

実際わたしは、結局この「何をしたいか」が見えなくなって、色んな職を転々として・・・英会話講師は楽しかったけど、それが「やりたいことだったか」と聞かれれば違います。それしかなかった、の方が正しい。

 

英語と日本語を同じフィールドに置いた教育が必要

海外で成功した日本人を見ると分かりやすいと思います。楽天マー君とか、今でこそアメリカで大活躍ですけど、普通の高校生でしたよね?英語が先では無かったはず。

もちろん「英語ありき」の世界ではないので、比較するのが間違いかもしれませんが、「英語ありき」の世界で活躍してもらいたいなら、尚更他のこと(技術とか)を伸ばす方が重要です!

 

「英語は話せるけど、プログラミングはさっぱり分かりません」っていう人と、「英語は基礎レベルだけど、プログラミングなら右に出るものはいません」っていう人、あなたならどっちを採用します?答えは明確ですね。

 

じゃあ英語教育はどうしたらいいのか?っていうポイントですが、必要であることは間違いないと思います。「話せて当たりまえ」なのに、教育項目に入ってなかったらそれはそれで問題ですから。

 

英語も日本語を覚えた時のように「勉強」よりも「日常」にしてしまうことが一番です。この環境を作るコツもあります。「カッコいい外国」「憧れる外国」「楽しい外国」に触れさせることです。

 

リンゴの絵1枚見せて何回も「あーぽー」て言わせるよりも、幼稚園児童くらいなら「楽しむ」。これが大事。この点で、「習い事」はとても有効な手段だと思いますよ!家でも出来る内容を、みんなでやったら楽しいですもんね。

 

中学生くらいになると、カッコよくておしゃれな生活に憧れる年頃なので、外国の映画やドラマ、音楽なんかを小学生くらいから日常的に触れさせておくといいと思います。中学・高校のときくらいの「憧れる気持ち」ってすごく強いし、かなりの原動力になるので!

 

まとめ

  • 小さいうちの英会話塾は、楽しむ環境を作るのにベスト!
  • 本気で英語を話せるようにさせたいなら、自宅でも「英語が聞こえる環境が普通」の状態を作る
  • 小学生のうちに、「憧れる」要素を持つ外国に触れさせる
  • 小学生くらいになったら嫌々やるなら無意味になる
  • 中学生くらいで他に興味が出たらそっち優先でオッケー
  • 高校生になったら英語よりも「何をしたいか」を考えられるようにする