フリーランスブロガーてん☆発芽と養分

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大人になると見える業者の裏側、でもそれ以上に大事なことがある

こんにちは、てんです。

 

ある程度大人になると・・・。顧客側として接するとだいたい見えませんか?「あー、こういう研修受けてるんだな」っていうその内容とか、「ここはこういう言葉使えって言われているんだな」っていうことまで。研修現場まで想像つきますよね。

 

 

さて、8月に迫った田舎移住にあたりいよいよ引っ越し業者に見積もりを頼んだわたし。依頼したのは大手2社です。

 

最初に見積もりを頼んだのは業界ナンバーワンの大手A社。電話にて訪問見積もりの日取りを取る時から対応が素晴らしかったです。電話の相手はおそらくサポートセンターか何かの女性でしたが、「スムーズなお引越しができるように精一杯サポートさせて頂きますので、ぜひわが社にお任せください!」と。引っ越し業者はどこもそうかもしれないけれど、これほど真正面から営業を受けると気持ちがいいものです。

 

もうひとつのB社からは、「では〇日にお伺いしますので、その前日にお電話にて訪問時間のご連絡をいたします」と言われました。

 

A社は電話した翌日に訪問見積もりに来てくれまして。最初から「うちは高いですが、それには理由があります」とはっきり言ってくれたのも高得点。さらにB社との見積もり約束がある旨を伝えると…

 

「B社さんはめっちゃ安いんでうちたぶん負けます(笑)なので、最初からB社さんに合わせた金額を出させて頂きます!」と相場の5万程度安い見積額を提示してくれました。この時点でA社に決めたかったのは山々ではありましたが、B社との約束もあるし…と思ってその場では保留に。

 

が、しかし。

 

B社、来ませんでした。

 

っていうか前日の電話連絡すらありませんでした。

 

電話が遅くまで来なかった時点で「B社は無いな…」って思ってたけど。土日で忙しいときだろうし当日連絡でもまぁ仕方ないかって思うようにしてました。

 

が、B社来ませんでした。(大事なことなので2回)

 

A社に決めたのは言うまでもないですが、他に見積もりを頼まずにA社に決めた理由は営業マンさんの頑張りと電話対応女性のがんばりです。

 

A社の営業マンさん、やはり大手なのでなおさら研修がしっかりしているんだなぁ、という印象を持つ話のテクニックを持たれていました。相手(私)に即決させるための術と言いますか。ぶっちゃけそういうの見えるとちょっと嫌ですよね?だいたい嘘っぽい笑顔が張り付いてたりするし。

 

でもA社の営業さんは、それ以上に真摯に向き合ってくれました。電話のお姉さんもです。「社」として、営業成績を上げようっていう気持ちが伝わりました。社員の気持ちがどこか外を向いてしまっているのは、顧客は意外と見抜きます。疲れてんな、大変そうだな、と、そういう印象しかなくなるのでその企業を応援したい気持ちにはなれません。だって働いている人の顔が嘘くさい企業ってどうなのよ?って感じでしょ。

 

きっと引っ越し業者さんの営業研修もそれはそれは大変だと思います。しかしね、話し方のテクニックなんかよりも大事なのは人の懐に入ってくる人間力だと思うの。A社さんは言ってました。「ただでさえストレスたまるのが引っ越しなので、お客さまのそういうの減らして少しでも気持ちよく引っ越してもらいたいんです」って。これだよね、まさに!

 

具体的に言えば、訪問日の取り決めがスムーズで日時を守る。(当たりまえだけど大手B社ができてないから驚いてるんだYO)駆け引き相手がどこの社か分かればその場で一歩先に進めてくれる。お得感じゃないですよ?何度も何度もやり取りするのすら、顧客は面倒に感じているんです。

 

営業研修でありがちな「重要なのは顧客ニーズに沿うこと」っていう発言。違うよ、何が重要か、なんかみんな知ってるよ。そんなこといちいち言わんでいいのよ。何が顧客ニーズかを知ることの方が重要だよ。A社さんにはそれが感じられました。

 

だから研修で覚えたテクニックを駆使されてもイヤな気持ちにならないどころか、納得してしまうんです。「嫌な気持ち」になった時点でもうどんな説得も打ち返す気になっちゃいますからね(笑)

 

それをまったく分かっていないB社はもう論外です。顧客ニーズ=低価格だとでも思っているのだろうか。

 

良い営業はお客さんに良いサービスを受けるチャンスを与える、ということ。それが分かっているA社だから高くても納得するんじゃないかな。まぁ、引っ越し当日まで完了しないと完全には評価できないんでしょうけども。